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Target 3001! による基板発注の基本的流れ

回路設計から基板作成(発注)までの流れをまとめておこう。

回路図設計

プロジェクトの開始

Target 3001 !は、回路図なしで基板だけを設計することも可能なのだが、それでは自動配線や配線チェックなどが使えずCADのメリットが相殺されてしまう。まず基板を設計するときには回路図から作成しよう。

NewProject.jpg

[File]->[New Project]で新規プロジェクトを開始する。

ProjectName.jpg

Project名を聞かれるので適当に入力する。ここで、「PCB without schematic」というのは回路図なしでプリント基板を作成するという意味なのでチェックしてはいけない。

英語で回路図のことを Schematic っていうみたいだな。

真っ白な図面に回路図をかいていく

キーボードの「i」を押すと部品の配置画面になる。メニューからだと、「Components」→「Import Symbols....」を選択することになる。

InsertComponents.jpg

右下のTree上のブラウザから部品カテゴリをセンタし、右上のリストから部品を選択する。リストをダブルクリックすると図面に部品が配置される。

もしも部品がなかった場合、最終にはライブラリを作成することになる。ライブラリの作成には元の部品をコピーして修正したり、ICならばウィザード形式で作成できたりさまざまな便利な機能がある。

しかし、その出番がくるまえにまず、「Find more than 30,000 components online!」のリンクを押してオンラインで探せばいい。2SC1815という和風の部品も見つけることができた。

Schematic.jpg

LEDと2SC1815を配置してみた直後。LEDのカソードをTrのカソードへ配線するには、MakeLine.jpg配線ボタンを押して、各部品の足の×印のところからドラッグすれば配線できる。上の回路図は配線途中のドラッグしているときの画面をキャプチャーしたもの。

パターンを作成する。

回路図ができたら、パターンを作成する。回路図とパターンは相互に行き来しながら修正が可能だが、とはいうものの、部品をおくスペースがなくなってから回路を追加するのは、やっぱり難しいのでできる限り完璧な回路を組み立てる必要がある。

パターンモードの選択

Pattern.jpgこのボタンを押すとパターン用ウィンドウが選択される。逆にパターン画面から回路図画面へ戻るには、その画面をアクティブにしてもよいが、SchematicMode.jpgこのボタンを押せばよい。

最初、基板の大きさだけがかかれた画面が出る。この大きさで問題がなければよいが、発注先の仕様や自分の希望に合わせて大きさを調整する。

メニューから「Action」→「Outline wizard」を選ぶと基板のサイズ選択画面がでてくる。

OutlineWizard.jpg

1ページ目だけが重要。縦と横のサイズを入力して、[Continue]すればよい。次以降の画面はプリント基板を単純な四角ではなくて切り込みを入れたりする場合に使う。アマチュア用ではほとんど0と入力して、単純に四角いプリント基板を作ることになると思う。

部品の配置

基板モードで、「Package」→「Import package」を選択すると、まだ配置されていない部品一覧がでてきます。配置したい部品をダブルクリックすると部品の配置ができます。

ImportPackage.jpg

部品のパッケージ選択

配置する部品をImport packageでダブルクリックすると下のようなパッケージ選択画面がでてきます。ここでパッケージを選択します。ICなどは選択する意味がないのですが、トランジスタだと、TO92パッケージでも足を横一文字に配置したり、三角形に配置したりなどいくつか選択することができます。

SelctPackage.jpg

さらに自動配置

AutoTool.jpg

ICにAUTOと書かれているのが Auto placer 自動配置ツール。

AutoPlacer.jpg

部品を大きい部品から配置する「Fat first」を選択し、部品間の距離を調整して「Start」ボタンを押すと自動配置される。関係のある部品が近くにおかれるように配置されるように見えるが完璧ではない。

配置された部品を選択し、移動させて配置を完成される。このとき、配線しなくてはならない信号は緑の細い線(AireWire)で結ばれているので、配線がクロス数を減らすように部品を配置していく。

選択の方法

選択するときに重要なのが選択モードである。画面の左にある以下のツールバーが重要な役割を果たす。

SelectTool.jpg

選択したときに、曲がり角まで選択するのか、同一の信号はすべて選択するのかを一番上の4つのなかから選択する。そして、部品を固まりとして選択するのか、ピンごとに独立して扱うのかを下の2つのボタンで選択する(なぜか回路と基板で意味が逆転したりする)。

配線

LineTool.jpgこのボタンを押して、各パッドをつなげていく。緑の細い線がなくなるまで行えばよい。線の太さはOPT画面で切り替えることができる。

自動配線

これが最高にすばらしいのだけれども、自動配線(Auto router)を選ぶと配線してくれる。ただし、あまり細かな指定はできないので、電源やどうしても配線したいパターンは手でおこなって、残りを自動でおこなうのがいいようだ。

うまくいかなかったら、配線を削除して、部品の場所を変えて、手で一部配線してみて、最後に自動配線するといいようだ。

チェック

DRCButton.jpg

雷しるしを選択すると、DRC(デザインルールチェック)が行える。

Drc.jpg

だいたい全部チェックして、あとは、基板メーカーの製造仕様にあわせて、線の太さや線の間などを設定していく。

エラーは、ログファイルに書かれるほか、画面上で紫色の×印として表示される。

ガーバファイルの出力

十分満足できるものができたら、基板を発注する。Target3001のファイルをそのまま受け取る工場もあるのでその場合はそのままファイルを送ればいいだろう。Target30001に対応していない工場の場合、業界標準のガーバファイルを生成し作成依頼をおこなうことになる。

標準とはいえ、変換は完璧であることは保障されない。きちんとビューアーで確認してから工場に発注する必要がある。

 無料で使える範囲では、http://www.graphicode.com/pages/prevue.cfm GC-Prevueが一番Target 3001!と相性がよかった。ほかのものでは読み込み時にエラーが出てしまうのだ。

ガーバファイルビューアーで確認したら、あとは発注するだけ。祈りが必要かもしれない。

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