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プリント基板CAD比較 Eagle と Target 3001

プリント基板はCADで作ろう!!

凄い時代になったものだ。パソコンで回路図を描くと、(半)自動的にパターンが設計できて、さらに出力ファイルは標準化されているので世界中で一番安い工場に発注するとプリント基板ができちゃうのだ。

で、だいたい Eagle CadSoft Online をつかって ブルガリアのOlimexに発注するというのが定番みたいなんだけど、ちょっとEagleが私には使いにくかったのでここでは別の方法、Target + custompcbというやり方を紹介しようと思う。

Eagle と Target 3001!の比較

機能 Eagle Target 3001! コメント
値段

評価版(100mm x 80 mm 2層) 
ライト(100mm x 80 mm 2層) 49$

評価版 100Pinまで
ライト版 400Pinまで2層 62.69ユーロ

Targetは注文すると郵便で送られてきます。
動作環境 Windows, Linux, Mac Windows うちにはWindows, Linux, Mac全部ありますけど、Windowsでうごいてくれれば問題なし。
操作方法 コマンド選択してからオブジェクトを選ぶ オブジェクト選択してからコマンドを選ぶ EagleはCAD風、TargetはWindows風の操作です。


どちらがいいかは一概にはいえないだろうけれど、操作方法がオブジェクトを選択してからコマンドを選ぶというやり方のTargetが私には非常に使いやすかった。Eagleはある意味正しいCADの作法にのっとって、先にコマンドを指定する必要がある。つまり、Targetではコピー&ペーストするときに、部品を選んでコピー&ペーストと普通のWindowsソフトのように操作できるけれども、Eagleは先にコピーコマンドを選択して部品を選ぶやり方になる(Eagleは使いこなしてないので間違ってたらごめん!!)。

また、ライト版を超えるとともに本格的なお値段になってくるので、おそらくアマチュアで購入できる範囲はライト版までだと思う。ライト版はともに2層までしかつくれないという制限のほか、回路の規模に制限がある。

Eagleはパターンの大きさで制限している(ピン数制限なし)のに対し、Targetはピン数で制限している(大きさ制限なし)。

このことから、100mm x 80mmサイズに回路をぎっしり詰め込むときは、ピン制限のないEagleが有利だし、秋月のCPUボードのマザーボードをつくるときのように大きな部品がのっていて実装密度は高くないけれど基板の大きさが大きくなってしまう場合はTargetが有利ということになる。

またTargetの場合、本当に複雑な4層基板とかつくりたくなった場合、http://www.pcbpool.com/ppuk/info.html(PCBPOOL)専用バージョンがピン数・レイヤー数制限なしで入手できるので、ライブラリをライト版でつくっておいて、必要なときにPCBPOOLへ発注という作戦もとれそうだ。

Olimex と custompcbの比較

項目 Olimex custompcb コメント
お値段

160x100mm ソルダーマスク+シルクスクリーン 33$ (1枚からOK)

139 x 101mm ソルダーマスク+シルクスクリーン 39$ (ただし2枚から)

ソルダーマスクなし、シルクスクリーンなしならば1枚19$, 最小単位2枚で38$から

Olimexは片面ならばさらにお安く26$。 しかしシルクスクリーンなしにしてもお安くはならないみたい。

一方、custompcbは片面と両面が一番小さいこのサイズでは同じで、片面でも安くならない。シルクスクリーンやソルダーマスクなしでいいならOlimexに迫る値段。

custompcbの基板の大きさはだいたい秋月の一番おおきなユニバーサルボードの穴の開いているエリアの大きさぐらい。

デザインルール ギャップ 8mil, パターン 8mil ギャップ 12mil, パターン 8mil 一見custompcbのほうがパターンを太くしなくてはいけないようだが、Olimxは8milのデザインルールにすると納期が15日(稼働日)になるので、実質10milがつかわれるので結局かわらないことになる。
最小ドリル 0.6(24mil)

0.6(24mil)

ドリル一覧 ここから10サイズまで選択可能。

custompcbはドリル径がちょびっとずれていても適当にあわせてくれるようだ。だから0.6から3.2mmの穴で同時に10種類以上使わないことに注意すればOK.

ドリル数

500 500
パッドの仕上げ SnPb(半田めっき) 2006年5月から金メッキになったようだ。 Immersion Silver(銀メッキ?)
納期 3-5日(10mil以上), 15日(10mil未満) 5日
パネライズ 無料

パネライズルール

面付けは同じ基板ならば無料。違うファイルならば1ファイル追加ごとに8$

切り出し1個あたり 0.5$

custompcbはせっかくだから違う基盤をまとめて作ろうとおもうと割高になっちゃうんだな。
CADファイル

RS274-X(ガーバーファイル)

EAGLE

ファイル形式

RS274-X(ガーバーファイル ドリルホールはExcellon式のみ)

EAGLE, Protel, PADS PowerPCB, Orcad Layout, Ivex

custompcbさんはCADソフトでもらったほうがうれしいらしい。Targetがはいっていないのが残念だけど、Targetの出力するガーバーファイルで問題なく発注できた。
送料 郵便(8-9日)で 9$
FedEx(2-3日)で 55$
FedEx(2-3日)で10$ custompcbの送料が安い!! FedExの国内輸送は個人宛は日通さんが配達しているみたいなので受け取りも問題はなかった。
支払い方法 カード(PDFが送られてきてサインをしてFax) カード(PayPalみたいな支払い方法)
お休み 夏と冬にうらやましいぐらい休む(1ヶ月ぐらい) 日本人並みに勤勉みたい。 Olimexは今年は8月丸ごと休むらしい。夏休みの自由研究にはちょっとむかないかも。


なにを優先するかにもよるけれど、シルクスクリーンいらないやと思えたら、custompcbが非常に有力になると思う。とくに夏休みがない、送料が激安というのが魅力。

また、olimexは基板サイズがEagleのライト版2個分でパネライズが無料なのでEagleと相性がいい。

一方、custompcbは半分にするとEagleのサイズのMaxを使いこなせないので、大きさの制限のないTargetが相性がいい。

結論

Target 3001 + custompcbという組み合わせも結構いいよ!!

 

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